子供がまだ幼くて、一人前になれていない頃というのは、親としては子供をなるべく正しい方向へと導こうとするものです。
親としては、より良い人生、より幸せな人生へと向かって行って欲しいので、そうなるためにはという考えのもとに、子供に接するわけです。
そこで、親は親なりの子供に対する期待値を持っており、子供は必ずしもその期待値通りではないことがほとんどです。
そうなると、その落差に対して、親は落胆したり悲しんだり、あるいは怒りで自分の気持ちを表現したりします。
よく言えば、叱る、悪く言えば自分の怒りをムキ出しにして怒鳴るなどです。親は自分が正しいと信じているので、この態度はなかなか変わりません。
子供は、特に素直な子供ほどですが、親の期待に応えられていない自分を悪者扱いしてしまうのです。
そして、親のことが怖いと感じているなら、素直な自己表現を抑えてしまうようになるのです。つまりは、怒られっぱなしの状態。
そうなれば、子供の心には怒りが鬱積して、それを表現する代わりにあらゆる問題行動を起こすようになるのです。
そうなると、その問題行動を見てさらに親は怒るようになって、負の連鎖がここで起きるようになってしまいます。
こうなると、その子供の未来に待っているのは、社会に出てから年上の人たちから散々怒られる人生なのです。
そうなる前に、ことの本質に気づいて日々の親子関係を改善する必要があるのですが、親の方が気づかなければなかなか難しいでしょうね。
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