私たち自我の一般的な、あるいは代表的な生き方には、「自分が頑張らねばならない」というちょっとした悲壮感があるのです。
様々な義務と責任を可哀想な両肩に背負って、ヒーヒー言いながら頑張るのです。決して人生は楽しいものではないと。
苦労して、我慢して正しい人間として生きたその先に、ようやく憧れの幸せが待っているのだというわけです。
『そんなの、絶対来ませんよ〜』って誰かに言われても、ひるむことはありません。そのくらい、固く信じて疑うことがないのです。
悪いことに、そうした人生を続けていると心に余裕がなくなってしまい、全てを決まりきった近視眼的な見方でしか見ないようになってしまうのです。
その人生の行先に、どうしたら幸せが待っていると思えるのか不思議です。少し冷静になれば、気がつくことなのに。
けれども、そんな人生を生きている人であっても、いずれは気づくチャンスはやってきてくれると思っています。
例えば、限界を超えてしまえば、路線を変えるしかなくなるからです。それは広い意味で自然治癒力と言ってもいいかもしれませんね。
どんな石頭の人にでも、午後の人生への転換点はやってくるのです。そのとき、人生を生きる極意に気づくのです。
人生全体を「お任せするぅ」に変えてしまえば、どれほど肩の荷が降りることか。そしてお気楽な人生へと舵を切るのですね。
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