何であれ「当たり前」はない

身の回りに起きている様々なことの中で、それらが何でもないことのように思えているとしても、本当はそうではないのだと。

当たり前のように思えていたとしても、少し詳しく見てみればわかることですが、どんなことでも当たり前というのはないなと。

自分の時間を自由に使えるというだけでも、本当に有り難い。もしも国が戦時中だとしたら、自分や家族を守ることが最優先されるはず。

毎日毎日、誰に遠慮する必要もなく、一人静かに坐って思う存分何もしない時間を堪能することができる有り難さ。

もしも暑さ寒さや雨風を凌ぐ家がなかったら、穏やかな気持ちでいられる場所を毎日探し回らなければなりません。

あるいは、身体や心の具合が悪くて集中できなかったら、坐っていることすら難しくなってしまうはずです。

ご飯を作ったり掃除をしたりといった家事全般をやってもらえなければ、それなりの時間を割かねばなりません。

大きな心配事や、未来に対する不安などが邪魔をすれば、安心して瞑想することもままならなくなってしまうのです。

こうしたことの全てが与えられていることに、改めて感謝するしかないのです。そして感謝すればするほど、より深い瞑想ができるのもありがたいですね。

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