今回の人生で初めてくらいなのですが、誰でもない自分に戻っている時間が長くなっているなと感じています。
私たちは自覚があろうがなかろうが、自分自身をこういう人物だという具合に作り込んで、それに成り切って生きているのです。
そのことに疑問を挟むこともないし、自分がこの自分であることを不思議に感じることもなく日々を過ごしているのです。
社会の中で存在するための自分、誰かに確認してもらうための自分として、自我はこの自分を作り込んだのです。
それを朝起きてから夜寝るまで連続させてしまうと、それ以外の本当の自分を取り戻すことができなくなってしまう。
けれども、一人でいる時間に心静かに目を閉じて、ゆったりと坐っているうちに、アレ自分て誰だろうとなるのです。
誰でもない、ただあるがままの自分がここにいるのです。それがどういうわけか、ある種の至福感に似ているのです。
自分というキャラクターになって人生ゲームを楽しむのもいいものですが、それが本当の自分と感じ違いするようになったらどうかなと。
自分が誰でもないことに気づきつつ、くつろいでいられる時間をぜひ作ってみてください。それで人生の趣きも変化するはずです。
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