熟睡の状態で生きる

昔から寝るのが大好きというのがあって、若いときにはちょっと言いづらい面もありましたが、この年齢になると誰はばかることなく言えますね。

何かものすごく熱中できるものがあるという訳ではないからなのか、これと言ってやりたいことがないからなのか。

とにかく若い頃から、寝るのが大好きでした。そして、今も変わらないのです。これは怠け病ではないと思っています。

きっとどこかで、個人として生きることに絶望しているんだと思うんですが、確たる証拠はありません。

ただ、非二元の探究をしていて思うのは、熟睡という状態においては一切の対象が消えているし、苦しみもない。

とにかくどんな苦しみもないというところに憧れがあるのかなと。熟睡中であっても、気づきである自己は消えないのです。

だから、熟睡から覚めたときにああよく寝た、ということが言えるわけです。つまり、自分は継続しているということ。

目指すのは、目覚めている間にあの熟睡の感覚で生きて行けるようにするということなのかもしれません。

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