あなたがいればいるほど、病いは深まっていく。
あなたがいなければいないほど、あなたはますます健やかになる。
あなたがいなければいないほど、あなたは重さをなくしていく。
あなたがいなければいないほど、あなたは神性を得て至福に満ちる。
by osho
何かに熱中しているときというのは、概ね自分の存在が希薄になっているものですね。熱中しているターゲットの方にエネルギーが流れているからです。
だからそういうときには、比較的気持ちが楽になっているのです。もちろんその最中には気づかないものですが、あとで思い出したときに、大変でも何かに打ち込んでいる時の方が楽だったと分かるのです。
だから人はいつも何かに取り掛かっていたいのです。自分の本当の惨めさや否定的な感情から離れていられるからです。
ただし残念ながら、いつもいつもその状態でいられるというものでもありませんね。だから、ふと我に帰ったときにはまた重さがやってくるということです。
つまり何かに熱中することで、自分が希薄になったとしても、根本的な解決にはならないということです。osho が云うのはそういうことではありません。
外側の何かに集中するというよりは、何にも集中せずに意識を内側へと向け続けるということ。ただ見続けること。
観照者がいるのではなく、ただ観照があるだけ。そのことによって、100%個人としてあった感覚が薄れてくるのです。それが至福をもたらすのですね。