今、地球上にいる69億人の誰もがたった一つのことを目指してやってきたと思ったら、とても嬉しい気持ちになれますね。
一人ひとりの人生がたとえどんなものであろうと、みんなが一様に「愛するためにやってきた」ということに気づけたらいいのにと思います。
それ以外には何も目的などないはずなのに、どうしたわけかそれとは違う目的を沢山作って大人になっていきます。
愛することを忘れてしまうと、そのままでは心が辛くてしかたなくなってしまうので、何か目標を作ってそれを目指すことで何とか辛さから逃れようとしているかのようですね。
本当は何も特別な目標など必要ないはずです。なぜなら、愛するためにやってきただけですから。そのことさえ思い出したなら、一体他に何を頑張らねばならないことがあるのでしょうか。
私たちは、嫌いというより愛していると言うほうが難しいような感覚さえ持っているかもしれません。これって、やっぱり正気じゃないなと思います。
生まれた後、どういうわけか、そしていつの日からか好きな人だけではなくて嫌いな人がいるようになってしまいます。
愛することを忘れてしまうと、攻撃的な思いが生まれてしまい、それに慣れてしまうと更に愛することから遠ざかってしまうのです。
私たちは誰もが愛したいという欲求を強く持っているはずです。ただ忘れているだけで。自分自身もいつも愛するというよりも、ただ生活するということに意識が向けられていると気づいています。
寿命が尽きるまで人生をまっとうすることが目的ではなく、愛することが目的だとはっきりさせようと思います。きっと、全体の過半数である35億人の人がそのことを意識したら、世界は全く変わると思います。
毎朝、目が覚めたときに「愛するためにやってきた」ということを思い出して、なるべく愛を与えられるように実践していこうと思います。