人は大抵何等かの口癖のようなものを持っていますね。その中でも、「どうせ○○だよ」というような言い回しを時々耳にすることがあると思います。
そして、「どうせ」の後には、概ね否定的なニュアンスの言葉が続くのです。たとえば、宝くじ買ったって、どうせ当たるわけないよ、とかね。
どうせ受からない、どうせ嫌われる、どうせ失敗する、のように多くは否定のための枕詞のような感じになっています。けれども、「どうせ」というのは、単にどのようにせよ、とかいずれにしても、のような意味なのです。
だから決して否定のためにばかりある言葉ではないのです。どうやったって結果が見えているという意味ですから、腕相撲したら、どうせ自分が勝っちゃうよ、のようにも使えるわけです。
それなら、どうせ、「どうせ」を使うなら、せっかくですから全部肯定的な物言いにしてしまえばいいのです。どうせ受かるよ、どうせ好かれる、どうせ成功する、のように…。
私たちは、知らず知らずのうちに同じ言葉を繰り返すうちに、その自分がつぶやいた言葉に洗脳されていくのです。ですから、普段使う言葉は人生に重大な影響を与えることになるのです。
だから、「どうせ」を使うときには、常に肯定的に使うようにすることです。どうせ愛される、どうせお金持ちになる、どうせ認められる、どうせ欲しいものは手に入る、等々。
作ったクセは、作り直せるということ。これまでどれほど否定的な言葉を自分に対して言ってきたとしても、それもどうせ直すことができるということです。
死を恐れるのは無駄なこと、どうせ死なないのだから。これ真実です!