ファンタジーのような本当の話し

今日はちょっと不思議なファンタジーのような、でも本当のお話しです。

1988年の年末、しばらく姿を見せていなかった osho が、久しぶりに1万人の弟子の前に現れたと思ったら、とんでもないことを言い出したのです。

それは、誰もが知っているあの仏陀のエネルギーが、osho の身体の中へ入ってきたということでした。仏陀は死ぬ間際に、2500年後にこの世界に戻って来ることを周りにいる弟子たちに告げていたらしいのです。

ただし、光明を得た人は二度と女性の子宮の中から生まれて来ることはできないので、誰かの肉体の中に入ることになる、ということを意味していたのです。

その仏陀の約束が、osho の肉体を使って果たされたということなのです。osho 自身はずっと仏陀を心から愛していたので、そのことを非常に悦んでいたのです。

けれども、結果から言うと、何とたった4日しか osho の身体を分かち合うことはできなかったのです。それも、すごく分かりやすい単純な理由で…。

彼の説明によると、20世紀を生きている osho にとって、2500年前に生きた仏陀とは日常的な様々なことで違いがあり過ぎたということ。

たとえば、仏陀は枕のような当時のぜいたく品を使わずに、腕を枕に寝る習慣があって、しかも常に身体の右側を下にするクセがあったのだそうです。

一方、osho は枕がなければ寝れないし、また掛布団の中にもぐって寝る(可愛らしい)習慣があったりして。光明を得た二人がそんなことで??と思うのですが、肉体を共有するとはそのような不具合が出るということですね。

で、早々に osho は仏陀を追い出してしまったらしいのです。でも、私が思う本当の理由は、仏陀よりも osho の方があらゆる豊かさについて受け容れる人だったということ。

仏陀は、ボロボロの布をまとって7年にわたる苦行を行った人だけれど、osho は物質的にも内面的にも豊かさを大切にする人だったのですね。

それが二人の間での大きな違いだったのではないかと思うのです。私は、仏陀も勿論好きだけれど、やはり断然 osho が好きです。それが、ゾルバ・ザ・ブッダの生き方です。