マインドこそ二元性

誰だって大好きな異性とは、ぺったりとできるだけくっついていたい、離れたくない、自分一人のものにして他の誰にもとられたくない、などと思うものですね、特に若い頃は。

めでたく恋愛の関係になったり、結婚することができれば、100%ではないにせよ、ある程度はそのような希望を叶えることが可能になるわけです。

ただしそうなったとしても、勿論相手は自分ではないので、いつ心変わりするか分からないという不安も依然としてあるわけです。そして、時が経てば相手は自分の理想とは違っていたという部分も見えて来るのです。

けれども、理想の異性が自分の内側にいるとしたらどうでしょう?それはもう夢のような話しですよね?だって死ぬまで常に一緒だし、決して自分を裏切るようなこともないのですから。しかも距離ゼロで。

それこそ歓喜の絶頂がやってくるかもしれません。え、何のことを言っているの?と思ったはずですが、実はこれは紛れもない事実なのです。

もしもあなたが女性であれば、あなたの奥底に理想の男性が住んでいるし、あなたが男性であれば、あなたの内面に女性の部分が潜んでいるということ。

外側に追い求めていた理想の異性は、何とあなたの内側にいた!のです。これは、マインドの二元性に基づく事実です。

今すぐにでも、その存在を感じてみることです。ただし、私の経験では日頃から瞑想に馴染んでいるなどして、自分の内奥と繋がりやすくなっていないと、難しいかもしれません。

隠されていた異性とあなたが一つになることができたなら、その時には性別が消え、人物が消え、何者でもなくなって、ただの虚空(それを至福という)だけが在る状態になるのでしょうね。