もしも身近な人たちとの人間関係が、どうにもこうにもうまく行ってなくて、複雑に絡み合ってしまっていて、改善する術も全く見つからないとしたら、一体どこから手をつけたらいいでしょうか?
まずはっきりさせる必要があることは、関係性に問題があるのは自分が自己防衛を過度に行っているからに違いありません。
周りの誰のせいでもなく、ただただ自らの防衛が原因なのだと気づくことです。うまく行かないことを、他の誰かのせいにするのなら、間違いなく改善はできないと思って下さい。
救いの神は自分以外にないということを明確にすることです。なぜなら、他の誰のものでもない、自分の人生なのですから。
防衛は物事を常に複雑にしてしまうのです。結局、うまく行かないことに対して、どうしたらいいのか?と思うこと自体も防衛なのです。
「物事をそのままにしておく」ということを体験することです。問題があれば対処しようとしてしまうのですが、これが防衛を助長してしまうのです。
対処しないのですから、改善しようともしないということ。自分以外の誰のことも考えることをやめて、ただ自分を観ることに徹するのです。
そうやって、防衛を小さくしていくことができたなら、物事は一人でにほぐれてきてくれるはずなのです。余分な手出しをすれば、逆に更にそこから込み入った事態がやってくるのですから。
感情がやってきても、対処せずにそのままにしておけば、自動的にそれを味わうことになるのです。この世界には自分しかいないと思うくらいに、徹底して自分だけに意識を向けるのです。
実践あるのみです!