この仕事をする以前から、ずっと女性の方が男性よりも優れているということに気づいていました。それは、男性性が攻撃型であるのに比べて、女性性は受容型だからです。
人間だけでなくあらゆる存在の本質は、受け身、つまり受容性なのです。だから女性の方が真実に近いということですね。いつも受け身でいなさいということを言いたいのではありません。
そのような「べき論」ではなく、ただ本質としてあらゆる物事はやってくるということに気づけばいいのです。自動的にやってくるものの中に、自分たちも含まれるのです。
ただエゴは、そうは思いたくないらしいのです。そのことを頑なに否定して、忘れようとしているのかもしれません。けれども、残念ながら私たちの本質に主体性というものはありません。
だってすべては向こうからやって来るだけなのですから。これに反することはすべて自然ではなくなってしまうのです。エゴは自然と対立し続けていたいのでしょうね。
物事の本質は、因果関係の中にはないのです。原因があって結果がやってくると思考することはできますが、本当はすべてが結果なのです。気持ち悪いかもしれませんが、原因というものはないということ。
ただただ結果がずっと起き続けているのです。あなたの意思も決意も感情も、すべてはただ起きていることの中の一つに過ぎません。
すべてを受容するとき、きっと自分は全体性の一部だということを思い出すことになるのでしょうね。