ちょっと嫌な話しではあるのですが、恐怖や苦しみなどを超えていくためには、それに直面しなければならないのです。
直面するというのは、それと戦わずに、それから逃げるでもなく、ただそれをあるがままにしておくということです。
とても耐えられないような恐怖、あるいは苦しみというのはあるのでしょうね。けれども、耐える必要はありません。
恐怖の根っこ、苦しみの根っこを見てあげるのです。勿論簡単なことではないのですが、小さいものから練習を積むことでいつかはできるようになるはずなのです。
最高難度のものが階段の10段目だとしたら、今の自分にできるのは今いる位置よりも一段だけ上にあがること。
それだけを考えればいいのです。それなら間違いなく可能なのですから。10段目のことはきっぱり忘れてしまうのです。
今不可能なことを考える必要はありません。一段だけあがることができた自分だけが、もう一段あがることができるのですから。
未来のことは未来の自分に任せてしまえばいいのです。天の計らいは素晴らしく、今のあなたがちょうど直面できるくらいのものを贈ってくれるのです。
それを楽しむことができたらいいですね。