観照者=意識

この宇宙が創られる前からずっとあり続けていたのは意識であって、ただそれだけが唯一の実存だったのです。

そして、その完全さが破られてこの宇宙という現象界が生まれることになったのですが、それでも意識だけはその背景としてずっと在り続けるのです。

その間にあなたが生まれ、私が生まれ、私たちが経験するありとあらゆる事象が起きては消えていくのです。

だから、osho は「体験されることは全てみな幻なのだと覚えていればいい」というのです。

どれほど素晴らしくても、体験の代わりに観照者自体に焦点を合わせなさい、というのです。

そしていずれはこの現象界で起きたあらゆる事象が消えて、後に残るのはずっと在り続けていた意識だけなのです。

私たち一人ひとりの意識はそんな唯一の意識の一部なのです。日々観照することを継続することで、自我から離れて本質に近づくことができるのですね。