勝手な見立てをやめる

私たちのマインドというのは、良く言えば多面的であり、悪く言えば内部分裂していて病んでいるのです。

一つのマインドという仕組みの中に、たくさんの年齢の人物がいるし、性別だって男性と女性が混在してもいるのです。

波動のレベルで見ても、ハイアーマインドと呼ばれる部分があり、それは一般的な知恵のレベルをはるかに超えています。

あるいは、その逆にロアーマインドの部分もあって、それは波動が低い部分と思えばいいのです。

その中間的なレベルのマインドで普段は生活しているのですが、抑圧されている部分、つまり潜伏して無意識状態の部分もあります。

このように、一人のマインドの仕組みはとても複雑で多くの分断された部分から成り立っているのです。

こうしたマインドの構造をしっかり理解すれば、ある人をこの人は◯◯な人物だなどと簡単に見立てることなどできないはずです。

それなのに、往々にして私たちは自分に都合のいいように、この人は偉大な研究者だからとか、偉大なアスリートだから人格も優れているなどと見てしまうのです。

そうしておいて、その人の違う面を見せられたときには、何だか裏切られたと感じてしまうのですね。

覚醒してマインドが落ちてしまった場合を除き、すべての人が同じマインドの仕組みによって生かされているのです。そのことを忘れないことですね。