「◯◯病」を再確認

私がこれまでに勝手に名付けた「◯◯病」というのがどのくらいあったかなあとぼんやり考えていたら、意外に多いことに気づきました。

例えば、「やらなきゃ病」というのを大分昔名付けたと思います。要するに、ただ予定していることなのに、徐々にやらなきゃと考えるようになるのです。

そして、やらなきゃ、やらなきゃと自分に圧を加えるようになって、結局なかなかやらないという状態を作り出して、自分で困り果てるのです。

最終的には、ギリギリやり出すのですが、それでも手がつかない状態では悶々としてしまう面倒な病ですね。

あるいは、「役に立ちたい病」というのもありました。何かの役に立つことで自分の存在価値を見出そうとするものです。

それと似たようなものとして、「ケアマネ症候群」というのもあって、それは他人のことをケアすることにエネルギーを使いまくるのです。

最近だと、「改善病」というのをすぐに思いつきますね。これは社会的には向上心として良いものとされています。

けれども、自分を改善しようとするその奥には、このままではダメだという自己否定が隠されているのですから、大問題です。

それに、改善しようとして未来に意味を持たせ、理想に意味を持たせることで欲望は果てしなく続くことになるのです。

他にもあったと思うのですが、こうして見てみると私が名付けた「◯◯病」に共通することは、それが自己防衛として行われているという点ですね。

どれもこれも自我を強化してしまうということに気づくことです。そうしたマインドのカラクリに気付けば、いずれは小さくしていくことができるはずです。