痛み その2

昨日は主に身体の痛みについてのお話をしました。今日は、心理的な痛みや苦悩について書こうと思います。

この世界の一般的な常識、あるいは認識としては、子供の時よりも大人になってからの方が何かと大変だし、いろいろな心労があるとされているように思います。

でも、私個人としての自覚でも、そしてセッションに来られるクライアントさんのお話を聞いていても、子供の時の方が辛いことがいっぱいあるように思います。

それはやはり、子供はこの世界でどうやって生きていけばいいのか分からないため、とても不安を持って生活しているからですね。親に依存しなければ生きては行けない身の上であるため、大人に比べれば自由度も大幅に限られています。

言ってみればとても心細い危険な状態で生活してると言っていいと思います。その根底にあるのは、自分の力で自分をしっかり守ることができないという不安や恐れだと思います。

そしてそれは大人が苦悩するときと、実は何も変わらないのです。人に裏切られたり、人と比べて自分を卑下してみたり、大切な人を奪われたり、このような場合の精神的な苦悩というのは、自分が危険に晒されていると感じ、それを自分の力ではどうすることもできないと思うときに発生します。

自分で自分を守ろうとする場合に発生する感情が恐れや怒りです。そしてにっちもさっちもいかないという時には絶望が起こってきます。

自分の心の中に葛藤があって、やりたいこととやらねばならないことが違っている場合など、それを継続していくとやはり危険な状態と判断され、うつ状態などになってしまいます。

身体の痛みの原因がすべて心の中の苦悩からくるのと同じように、心の痛み、苦悩の原因は分離という想念からくるものだと「奇跡のコース」では教えています。

大いなる全体と一つものであった自分が分離して固有の存在になるとすることで、ほとんどすべてを失ったことになります。その欠乏感や後悔からくる罪悪感が、すべての心の痛みや苦悩の元であるということです。

したがって、個体として生きている我々は例外なく心の苦悩をかかえて生活しているということになります。本人がそれをどのくらい認識できているかどうかは別として。

そして、「コース」の教えはどうしたらその根本的な苦悩をなくしていくことができるかということを丁寧に指導してくれるものなのです。

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