一番身近なもの

毎日せっせと生きていると、嬉しいこと、嬉しくないこと、楽しいこと、楽しくないこと、興味のあること、興味のないこと、それこそ盛り沢山の中にいるのに気づきます。

でもそうしたすべての体験は、身体である自分が受け持ってくれています。その一方で、身体とは違う本当の自分はそうした体験の是非を区別せずに受け止めているようにも感じます。

そうした自分の領域を持つことは、心の安定には欠くことのできないものだと思います。その本当の自分とは、何も特別なものではなくて誰もが一番身近に感じられるものです。

なぜならそれが本当の自分だからですね。それ以上自分に近いものはありません。作り上げた肉体の自分もいますが、それはやや自分の中心から離れています。

誰かのモノマネをみんなでしているときに、モノマネされている本人が一番似てるなどとはいいませんよね。それと同じことで、本当の自分が一番自分だなどとは言わないのです。

それと同時に、何の努力も能力も使わずに、本人は誰のモノマネよりも本人(らしく?)話すことができるのは当然のことです。

私たちは、誰でも本当の自分のことに気づいています。気づかないというのは、不可能なことだからです。気づいていないと思い込むことは確かにできますが…。

いろいろな人がいていいと思っています。荒波の中で激動の人生を生きたいという人もいるでしょうし、凪いで鏡のように静かな海面の上で穏やかに過ごしたいという人もいるのです。

前者の人たちは、淡々として平凡な人生は退屈だと思うのかもしれませんし、後者の人たちは心の平和を愛するのかもしれません。

どちらも大切な一つの人生ですね。そして、どんな人にでも、どんな人生であっても、共通して言える最も大切なことは、本当の自分に気づくことです。

どの時代の賢者もそのことを言っています。それは確かに心の深いところで満たされることになるからなのでしょうね。

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