平安な心の祈り

この非常事態において、一人ひとりができることは、それぞれに違いがあるかもしれませんが、共通して言えることはいたずらに心の中の不安に翻弄されないようにすることですね。

私も久しぶりにテレビの報道に釘付けになってしまってたりするのですが、とてもじゃないけれど平静な気持ちで見てはいられなくなりそうになります。

それは人として仕方のないことですが、様々な気持ちがやって来ても、それにもかかわらずできるだけ平安を保つようにすることが大切です。

夕べ、息子から突然次のようなメールが来てしばしびっくりしていました。

『もう何があるかわからないから一応先に言っておくけど
私は臓器提供の意思があります
誰かの役に立つならいいかなって思ってる』

宝くじで3億円当たっても一円たりともあげないと言っていたまだ若い息子をして、上記のような言葉を言わせることになった今回の天災とは、本当にすごい影響力があるんですね。

人は自分がどんな辛い状態に追いやられたとしても、たとえ寒くてひどい環境で一睡もできなかったとしても何とかなるものです。

でも、大切な誰かの安否を気遣うのは本当に耐えられないのです。そのことをテレビの報道を通してありありと感じることができました。

自分の心の中にある平安な気持ちを、できるだけ被災地の多くの人の不安な心に届くようにと祈ることですね。心配のエネルギーを送らないことです。

そして起きることが起きているということを認めましょう。この世界で起こるプロセスを信頼して、できるだけ受け入れようと努めることが一番大切なことだと思います。

たくさんの祈りのエネルギーが、今この瞬間に苦しんでいる人たちに届きますように。