本当の自由とは?

昨日のブログでは、すべての現象は大いなるシナリオの通りに起きているだけなのだというお話しをしました。

個々人の人生においては、それぞれの自由意志というものがまるであるかのように生活できるのですが、実際にはそのシナリオの上で転がされているようなものだということです。

自由意志がないとしたら、我々の自由はどこにもないということになりそうですね。そんなことは、とても耐えられないと思ってしまうかもしれません。

しかし、本当にそうでしょうか?少し心を落ち着けて、この大切な自由というものについて考えてみる必要がありそうです。

そもそも自由とは何でしょうか?自由の反対は束縛と言ってもいいかもしれません。だとしたら、自由がないということは束縛されているということを意味します。

私たちに自由意志がないということが、果たして束縛を意味するかどうかを検証することが必要だということが分かります。

自分の自由意志に基づいて、あらゆる行為を行ったと信じるならば、我々はその結果に対して全責任を持たねばならないと思っています。

それは確かに正当なことです。つまり何が起きても自業自得ですし、自分の行為が万一他人を傷つけるようなことになったとしても、その責務は負わねばなりません。

これが自由意志を持って行為することの代償ということかもしれません。その責任は時として到底引き受けることができないくらいに重いことがあるかもしれません。

ところが逆にすべてが大いなるシナリオ通りに起きるだけなのだとすると、つまり行為はなされたとしても行為する個々人がいないのですから、全責任はそのシナリオにあるということなります。

それはありとあらゆる責任からの開放を意味します。本当の自由とは束縛されないことだとすれば、この責任からの開放こそが正に束縛されないことなのだと思うのです。

自分の人生もこの地球や人類のことも、すべて大いなるシナリオに委ねられるのであれば、これほど心軽やかになれることはないのではないでしょうか。

これこそが、本当の自由であると思うのです。それならば、できるだけ明るくのん気に、瞬間瞬間を精一杯楽しむことですね!

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