罪悪感をそのまま受け止める

敗戦後の日本という国家が抱えている最大の問題とは、私たち日本人の中にこそ反日的思想を持っている人がたくさんいるという事実です。

反日とは、日本という国が戦争を通して、他国を侵略して、残虐に無実の人々を殺戮したというように、歴史の事実を顧みずに思い込むことです。

国を代表する新聞社、放送局、日教組、あるいは多くのマスメディアによって日本人に自虐史観を与え続けています。

戦後に生まれた私たちは誰もがそうした教育を受けてきたことは確かですが、それでもほんの少し歴史を調べてみれば、それが間違いだったと気づくはずなのです。

戦後70年近く経とうとしている今でも、合いも変わらずに、私にしてみれば国をあげて自国を責め続けているというのは、どうにも解せない話しです。

そのことに関する明確な説明を今までに聞いたこともありません。他国の思想が国内に入り込んで、気づかないうちに情報操作されているとでもいうのでしょうか?

私は何となくですが、日本人が特有に持っている自責の念というものが、原因の一つなのではないかと思っています。

歴史上初めて大きな戦いで負けてしまったという事実が、その罪悪感とリンクしてしまい、国をあげて駄目な国のイメージを作ったのではないかと思うのです。

GHQのやった徹底した日本国民に対する洗脳も要因の一つであることは間違いありませんが、それがこれほど長く続くはずがないと思っています。

敵は外にはいないのです。私たち自身の内側にこそ、自分を滅ぼそうとする強い欲求があるのではないかと思います。そのことに気づくことがどうしても必要です。

それには、私たち一人ひとりが自分の中に隠し持っている自己否定感、罪悪感をそのまま受け止めることしかありません。