技術革新は興味深いけど…

最近、自動ブレーキ機能を搭載したクルマのコマーシャルをやたら見るようになりましたね。要するに、障害物を検知して、自動的にブレーキがかかるシステムです。

更には、ちょっと前でしたら夢のまた夢だったはずの、自動運転システムの技術も、実用の段階に入りつつあるなどという噂を聞いたこともあります。

技術革新というのは、本当に素晴らしいですね。今や、ハイブリット車は当り前になりましたし、今年新しく登場するトヨタの新型プリウスなどは、燃費が JC08 モードで40km/L を上回るかもしれないらしいです。

まだまだ主流にはなっていない電気自動車についても、将来的には道路の下に充電装置が埋め込まれて、走りながらも非接触で充電できるようになるそうです。ガソリンスタンドのようなものが不要になるということですね。

いつまで経っても酒酔い運転が後を絶たないなら、運転席に座ると自動的に運転手のアルコールの血中濃度を測定して、不合格の場合はエンジンがかからない装置などが開発されればいいと思うのです。

こうした技術の進歩が人を幸せにするとは全く思いませんが、それでもより快適により便利になることは間違いありませんし、理屈抜きでどうなっていくのかとても興味があります。

自分自身長生きしたいとは思っていないのですが、今後世界がどのような驚くべき革新を遂げて行くのか、それを考えると生き延びて見てみたいと思ってしまいます。

ただし、自分の経験と照らし合わせて冷静に考えたときに、例えば音楽でいえばレコード盤はいつしかCDになり、そこにMDが加わり、そして更にケータイなどの小さなハードディスクに入れておけるように進化しました。

すごく便利になったのですが、それが今ではごく普通のことになってしまっているのも事実です。そうやって、私たちは何がどれほど便利になったとしても、すぐにそれに慣れてしまうのです。

そのことを忘れないことです。そして、世の中がどれほど進化したとしても、自分の内奥深くに入ることなしには、誰も真の至福の中に入ることはできないのですね。

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