本日、父親の身体を火葬してもらい、あっという間のお別れとなりました。亡くなってみると、いろいろいいところばかりが思い出されるものですね。
母親が一人になっちゃった、と言うので、これからは三人で生きていくんだよと伝えてあげたら、よろしくお願いしますね!と言われて…。
そんなふうに言われて、しみじみ何ていい両親に恵まれたんだろうと改めて感じたのです。自分などよりもよほど、父も母も素直な気質の持ち主なのだと感じたのです。
父親が逝くまえに、本当はあのことを伝えたかった。人は死んでも、自分の本質は死ぬことはないということを…。生まれる前から在ったし、死んだ後もずっと在り続けると。
人生という夢の中でそのことに気づかなくても、死んで夢から醒めるときに誰もがすべてを一瞬にして思い出す。父親はその瞬間に、ほんの少し涙を流していたようです。
だから伝えられなくてもよかったのですね。けれども、独りになった母親には少しずつでも、このことを折に触れて伝えていけたらと思うのです。
生きている間の不安が少しでも小さくなって、その分日々の生活をゆったりとした気持ちで生きてくれたら、それだけで嬉しいのですから。
明日からまた、淡々とした毎日が始まります!