人生をシンプルに生きないと、様々な不都合な結果がやってくるというお話しです。私たちのマインドというのは、物事を複雑にするプロだと思ってもいいくらいです。
何かを我慢したり、無理したり、異常に頑張ったりして、自然な振る舞いを抑制すると、使われなかったそのエネルギーがマインドのどこかに蓄積されます。
それが自覚できる表層に残る程度ならいいのですが、潜在意識というマインドのいわば地下室の部分に放り込まれてしまうと、溜めてる自覚がまったくなくなってしまうのです。
そうなると、益々不自然な生き方をするようになり、地下室は次第に使われないで残った、つまり成仏できていないエネルギーで溢れ返るようになるのです。
そのしわ寄せは、いずれあらゆる方法でやってきます。そのエネルギーが突然感情となって噴き出してくることもありますが、そうなると、理性ではもう止められません。
例えば、子供の頃に両親に対する怒りを知らずに溜め込んできたとすると、自分が親になったときに、子育て中に愛しい子供に対して激怒するといったことが起こるのです。
また、無気力になったり疲労感がやってきて、つまりウツの状態になったりもします。このようなしわ寄せは、比較的分かりやすいものですね。
最も自覚できないのは、それが問題行動化したときです。子供の頃なら、おねしょや病気、ケガ、あるいは不登校といった形をとるかもしれません。
大人であれば、人生が何だかうまくいかないというような状況を作り出すことが起こるのです。不自然な生き方をした過去からやってくるしわ寄せは、決して逃れることができません。
もしもしわ寄せが来ていると気づいたなら、それは癒すチャンスだと思えばいいのです。逃げられないと腹をくくって、癒しを実践することですね。