過去を振り返ったときに、あれやこれやと悔やんでしまうことは誰にでもあることですね。
もう少しあの時に理解してあげられていたらとか、もっと早めに手を打っておけばこんなことにはならずに済んだ…とか。
以前友人から聞いたことがあるのですが、その友人のパートナーがちょっと具合が悪いということでしたが、大丈夫だろうと思って放置して出かけてしまったのです。
戻ってきたらもっと具合が悪くなっていて、急いで医者に連れて行ったところ、どうしてもっと早く連れてこなかったのだと医者にしかられてしまったのです。
結局、容態は急変して友人のパートナーはしばらくして亡くなってしまったのです。そんなことがあって、その友人は毎日自分のことを悔いているのです。
確かにそんなことがあったら、誰でも激しく後悔してしまうでしょうね。時間が解決すると言っても、相当長い間苦しむことになるはずです。
もっと軽い出来事でさえ、私たちは悔やみ続ける傾向にあるのです。それは心のどこかに、後悔し続けたいという部分があるからです。
それは悔やんで苦しむことが執着となっているのです。そんなことがあるわけないと常識的には思えるのですが、マインドというのはそういうものなのです。
悔やむことさえもマインドは対処すべき問題として保持し続けようとしてしまうのです。問題にしがみついてしまうのです。
もしもマインドが100%で後悔への執着が不要となれば、それはどうでもいいことになるはずなのです。