次のoshoの言葉は、自我としては耳が痛い感じがします。
『望みを失わないように生きる者は、欲にしがみついて生きる者は、常に苦悩ずくめになる。欲が大きいほど苦悩も大きい。
この世で満たされる欲望は一つもない。欲望は単純に満たすことができない。欲望は元々、満たされるようにはなっていない。欲望を満たすことはできない。』
そうなんですね、欲望は満たすことができない。そうはっきりと言われてしまうと、なるほどと思い当たることがあるのです。
けれども、それじゃあ元も子もないということで、そこを見ないようにして生きているということですね。
確かに、欲深い人が幸せになるというイメージは全くありませんし、満たすことのできない欲望をたくさん持つことほど辛いことはありません。
常に欲求不満を抱えて生きているからです。望みや欲望がなくなってしまったら、自我は死ぬと感じているのです。
実際、本当に欲望がなければ自我はもたないはずです。なぜなら、自我には未来に何かを期待できる状態が必要だから。
こうしたことは、一人静かに内側に入っていくと何となく分かるものです。そして、真に満たされる時には、理由がないのです。
欲望は満たすためにあるのではなく、自我の存続のためだけにあるのです。欲望が満たされることがないからこそ、自我はずっと生き続けていられるわけですね。
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