久しぶりに、osho の本を読んでいるのですが、やはり彼は天才なのですね。覚醒していてしかも天才って、日本で言えば道元禅師ですかね。
彼の講話を文字で追っているうちに、これを生で聞きたかったなと思わざるを得なくなるのです。英語がダメなので所詮むりなんですけど。
昨日のブログでも触れましたが、アシュターヴァクラ・ギーターの最初の方の章で、解脱するのに修行や時間の経過は不要だと言っているのです。
そのことについて、osho がこんな例え話をしてくれています。ある皇帝の息子が父親の逆鱗に触れて勘当させられてしまうのです。
彼は、皇帝の息子だったため、自分では何もすることができず、結果として乞食になってしまうのです。
そしてその生活が20年も続いたある時、歳を重ねた皇帝が自分が死ぬ前に跡取りである息子を呼び寄せよ、と命令を出すのです。
一方の息子は、もう20年にも渡って乞食生活をしてきたので、能動的にも自動的にも自分が皇帝の息子であることをすっかり忘れていたのです。
ところが、皇帝の使いのものがやってきて彼を見つけた時、彼は一瞬にして自分の本当の立場を思い出したというのです。
その様は、見ている誰にでもすぐ伝わったのです。私たちもそれと同じように、自分の本当の姿は即時的に気づくことになると。
目的を持って探求するということが見当違いなんだと言っているのです。ただ思い出すだけだと。嬉しいことです。
ただし、非二元によって私の本質ではなく、すべての本質が無だと気づいた今の私は、以前の私とはちょっと反応が異なるのです。
そこもまた面白いですね。
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