充分に意識的でいること

部屋の窓を開け放っていると、とても気持ちのいい風が入ってくる季節になりました。その外の空気とともに、もう一つ入ってくるものがあるのです。

それは近所にある小学校で遊んでいる子供たちの声。途切れることのないその声たちをただ聞いていると、自分の内側の状態に気づくことができます。

何となく気分の悪い時には、その声がうるさく聞こえてきたり、鬱陶しいもののように感じてくるのです。いつまでやってるんだ、くらいの感覚。

一方で、シャワーを浴びてゆったり寛いでいるときなどは、子供達の声が転がるような感じがして、耳心地がいいのです。

自分が子供の頃には、毎日のように聞こえていた甲高い声を懐かしく思い出すことになったりもするくらいなのです。

すごく嬉しいことがあったときには、日頃相当に眉をしかめるようなことでも、笑って受け流すことができたりするし、その反対もしかり。

要するに、周りで何が起きているかということが重要なのではなく、それをどんな気持ちで反応するかがすべてなのだということ。

それなら、なるべく内側を柔らかな状態に保っていられるなら、何があったとしても大丈夫だということですね。

そのためには、できるだけ意識的でい続けるということが最も重要なことではないかと思います。充分に意識的でいると、激怒したりひどく落ち込むことができないからです。

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