私たちはみな幸せになりたいと思って、そうなるように努めているのですが、なかなか心の中のいやなことや苦しみが消えることはありません。
それは、自分がそれを選択しているからだと言うお話しを以前しました。なぜ無自覚にいやなことを選択するのかというと、エゴが自分を存続させるためにそのように仕向けているということもお話ししました。
私たちが幸せになろうとして選択してきたことが、実は幸せには決してなれないような選択ばかりをさせられてきてしまったのです。それはエゴによって間違った幸せを目標にさせられた結果なのです。
私たちは足りないものを得ることで幸せをつかめると思い込まされています。だからこそ、せっせと働いてこれが手に入ったら絶対幸せになると思ってるものを求めるのですが、それがいざ手に入ったところで結局は何も変わらないのです。
それでも次はこれを手に入れよう、あれが必要だとしてまたそれを求める毎日を送ることになるのです。残念ながら、私たちがそれを選択してしまっているのです。間違った幸せを選択するように仕向けられていることにしっかりと気付く必要があるということです。
幸せは内側に隠れています。それは永続的な心の平安、満ち足りていると永遠に感じている心の状態のことです。何かを求める心からはそこに到達することができません。
このことをはっきり理解したら、次のような気持ちをすべて選択しないと決意することです。
-自分を受け止めて欲しい
-自分を愛して欲しい
-自分を高く評価して欲しい
-自分の話を聞いて欲しい
そして、何かを手に入れることで自分は幸せになれると信じている心そのものを選択しないと決意することです。自分の外側に、救いはないということです。