イベント嫌い

暮れも押し迫ってくると、どういうわけか誰もが何となく慌しい精神状態になるようですね。師走というくらいですから、のんびり歩いてるわけには行かなくなるのかもしれません。

今年やり残したことがないように、きっちりとけじめをつけて気持ちよく来年を迎えようということなのでしょうか。

自分はそういうことが生まれつき苦手な体質なのかもしれませんが、暮れになっても何も変わらずいつもと同じペースで毎日を淡々と過ごしています。

オフィスの大掃除をするわけでもないし、何の変化もない年末年始です。イベント的なことがあまり得意ではないというはっきりとした自覚があります。

幼稚園の頃は、運動会が大嫌いで母親を置いて自分は先に家に帰ってるからと言って困らせていたそうですから相当なものです。

我が家ではもうずっと以前から、大晦日やお正月だからといってそれほど特別なことをするということもありません。

大晦日くらいは家族全員で食事をするとか、お正月の朝だけちょっと御とそを飲む程度で、それ以外これといった慣わし的なことをするということもありません。

変化がなくてつまらないと言われてしまえばそれまでですが、何かの節目というようなものに対する興味というものがないのです。

年間通して世間ではさまざまなイベントごとがあるようですが、人がそういうことではしゃいだり楽しんだりしているのを見聞きするのは嫌いではないですが、自分はどういうわけかあまり気乗りしないのです。

そういった体質というのは生まれ持ったものかもしれませんが、年齢を重ねるたびに益々その傾向が強くなってきているように思います。

自分の中で何かの節目があるとすれば、それは内的な気付きがきたときかもしれません。そしてそういうことは、時間が経っても覚えているものです。

そう言う意味からすると、自分の内的イベントは全く予想できないものばかりです。これからどんな気付きがやってきてくれるのか、それにはとても興味津々です。