本について

若い頃から決して好んで本を読む方ではなかったし、今もそれは全く変わっていないのですが、かといって本が嫌いということではありません。

ただ、今手元に残っている本を見てみると、10冊程度しかないし、本当に出版業界に貢献できてないなあとつくづく思います。

巷では、最近若い人の活字離れが進んでいるとか、インターネットの普及によって情報を本よりも手軽にしかも無料で手に入れることができるようになったりとかで、本の売れ行きがかなり落ちていると聞いています。

勿論本が消えてしまうということはあり得ないのですが、この不景気とあいまって一層出版業界は辛い時代に入ったのかもしれませんね。

そんなこともあってか、この仕事をするようになって、何度となく様々な出版社さんから本を出してみませんかという電話やお知らせをいただいています。

彼らなりに新たな道を模索して、それこそネット上で調べて連絡をしてくれるのだろうなと思うのですが、いつも「はあ、今のところそのつもりはありません…」という感じでお断りしてきました。

それは勿論、お金もかかるわけですし、自分が伝えたいことはこうしてネット上に表現できるわけだし、それを読んでいただくだけで充分という気持ちがあったからです。

そしてもう一つ、本にするくらいまとまった内容のものを与えられた期限までに書き上げるということが自分には荷が重過ぎるのではないかという感覚もあります。

そうした気持ちは今も基本的には変わってないのですが、ほんの少しでもみなさんの役に立つ内容であるなら、できるだけ多くの人に読んでもらえたらいいなという気持ちも増えつつあります。

何となく、この一年近くずっと毎日ブログやミクシーの日記を書き続けてきたことも、もしかしたらそういったことに繋がることがあるのなら、無駄ではなかったかもしれないと思うようになりました。

いつのことになるのかは全く分からないのですが、自分の気持ちとチャンスが一つにまとまったときには本を出版することになるかもしれません。

その時には是非読んで下さいね。