昨日の続きです。
その病院には様々な人が入院していたのですが、一人私と同じ高校一年の男性もいました。彼は病気というよりは、確か色弱というような視力の問題を治そうと入院してきたということでした。
今考えてもとても不思議な病院でした。院長先生はきっぱりとした態度で、淀みなく西洋医学の考え方に異論を唱えている人でした。
聞いたところによると、その先生は赤ちゃんが産まれると、30分ほどそのまま、つまり裸のまま放置するということを実践していたようです。
詳しい理由は忘れましたが、そうするだけで赤ちゃんの身体がとても強くなって、病気にかかりにくくなるということを説明されていたと思います。
その病院を退院した直後は、異常なほどの食欲が出てしまって、それまででは考えられないような食事の時間を楽しみにする自分が出現してびっくりしました。
そのおかげで、16歳の男子とは思えないくらいにお腹がぷっくりと膨らんでしまいました。勿論それは一時的なものだったのでよかったのですが。
健康になると、食べ物が本当においしいということを身をもって経験したわけですね。そのような独自の健康法というもののことを考えていると、バッチ博士のことを思い出します。
バッチ博士は世界で始めてフラワーレメディを作った人で、彼もれっきとした西洋医学者だったのですが、きっともっと違う方法があるとの信念によって、医者を辞めてイギリスの野山を数年間歩き回って、現在のあのバッチ・フラワーレメディを作ったのです。
それはもう、神の仕業としかいいようのないことだと思います。彼はそれを完成した直後に50歳の若さで亡くなってしまいました。
世の中には沢山の健康法がありますが、信頼する気持ちというものがなによりも大事なのかもしれませんね。