不思議な人生

日が変わって昨日の9日(金)は終日予約が入ってなかったので、独りでじっくりと本を読んだり、自分を見つめる作業をしたりしていて、気づいたことがありました。

それは、自分はとうとうこの世界のほとんどのことに、もう興味を持つことができなくなってきたということです。

そうした傾向というのは、実に子供の頃からはっきりとした自覚があって、自分でもおかしいのかなと心配することもあったほどです。

大人になっても何にも興味を示すものがなくて、これではいけないと思い、空はパラグライダー、海はスキューバダイビング、陸はモータースポーツと試したのです。

それらは、本当に心躍る体験として、今も印象深く残ってはいるのですが、その時に思ったのは、正直言って自分はずっとやることにはならないだろうな、というものでした。

結局、しばらく楽しんだあとは、何事もなかったようにやめてしまいました。今も若干残っているのは、レースゲームくらいです。

旅に行こうという意欲もないし、どこかにおいしいものを食べに行くという気持ちもないし、誰もが楽しいと感じることにそれほど興味を持てないというのが日に日にひどくなる一方です。

気の置けない友人たちと楽しいお酒を飲むくらいはいいけれど、それとて実はもうそれほど望んでいない自分を発見してしまいました。

一体自分に何が起きているのか分からないのですが、でも無理に楽しいことを探そうという気持ちにもならないので、このまま様子を見るしかありません。

そのかわり、本当の自分を見ること、自分をずっと観照しつづけることに時間を使いたいという思いがとても強くなっているようです。

ただ流れに任せるしかないのでしょうけれど、何とも不思議な人生だなとつくづく思ってしまう今日この頃です。

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