季節の変わり目

ここのところ、急に秋風が吹くようになってきましたね。ずっと暑かったり、台風で荒れていたりと、なかなか散々な天気が続いていましたが、ようやく虫の音が聞こえるような気温になりました。

毎年、この頃になると、暑さから開放されて皮膚感覚的には、とても清々しい感じがして、外出するのも楽になるなと思う反面、どうも具合が悪くなるのです。

どこがどう具合が悪いのかと言うのを、うまく説明するのが難しいのですが、とにかくどこかが疲労している感じがしたり、目の奥が変に痛かったりと。

今年はそれがやってこなくていい塩梅だなと思っていた矢先、それは今朝しっかりとやって来ました。それでも、例年ほどではないのですが、でもしっかり来ましたね。

身体がとてもだるかったり、お腹の具合が悪かったり、首から上のどこかが妙に重い感じがしたりと、いろいろな症状を出してくれます。

勿論すべて自分で起こしているんだなということは、分かっているのですが、きちんと正確に毎年やってくるので、その律儀さに笑ってしまいます。

しかし、最近ではその気分の悪さをそのままにしながら、そこから完全に離れている自分に意識を向けることもできるようになりました。

そこは、身体の具合悪さとは無縁の場所なのです。無縁とはいえ、すべてを受け止めてもいるのですが、いやな感覚の中に丸ごと入ることはないのです。

その違いをうまく説明することができないのですが、苦しみを彼方から受容しているというような感覚に似ているかもしれません。

人物としての自分は、身体が具合悪いのはとても嫌いなのですが、彼方から見ている本当の自分は好き嫌いを超えて受け止めているのかもしれません。

でもいつになったら、季節の変わり目になっても、図太く逞しく、まったく影響しない自分になれるのか、いやそれは無理なのかもしれませんが、それも受容してあげたいと思います。

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