この宇宙には、厳密に言えば全く同じものというのは存在しないのです。ほとんど同じに見えたとしても、必ず違いというものがあるのです。
たとえば、地球上にあるバラの花の一つひとつをすべて比較しても、どれとどれを比べてみても、それぞれは完璧なまでにユニークなのです。
一つとして、色や形や大きさなどが同じものはありません。地球の歴史上どのバラを比べても同じことです。それほどに、<存在>は同じものを創造しないのです。
海岸にはそれこそ無数の砂粒がありますね。あの砂粒にしたって、地球上にあるあらゆる砂粒同士を比べてみても、やっぱり完全に同じものというのはありません。
それほどまでに、この世界はユニークなもので埋め尽くされているということです。それは勿論、あなたという存在についても言えることです。
宇宙の137億年の歴史の中でも、そして今後宇宙が存続する限りにおいても、あなたと全く同じ存在は決して現れることはありません。
あなたという存在は、奇跡的な現象として起きたのです。その完璧なまでにユニークなあなたを、もしも否定的に捉えるなら、それは見当違いというもの。
違いがあるということは、本当に素晴らしいことです。同じはつまらない。もしも同じものばかりだったなら、この世界はひどく陳腐なものになってしまうでしょう。
ユニークな自分を誇りに感じて生きることですね!