親のエネルギーが与える子供への影響

子供がその両親から、いいにつけ悪いにつけ多大な影響を受けてしまうことは、だれでも知っている周知の事実ですね。身体を譲り受けるのですから、当然といえば当然のことです。

また親は、子供がよい人生を生きていけるようにと、できる限りの情報を伝えようとします。それがいわゆる躾けというものかもしれません。

身体をもらうことも、躾けをされることも、どちらもはっきりとした事実として認識することができるのですが、本当はもっと強く影響される隠されたモノがあるのです。

それが、親がまとっているエネルギーなのです。子供は実は、生まれる前から、胎児のころからずっと両親のエネルギーの中で成長するのです。

親が幼いころから溜め込んできた感情のエネルギーや、思考のエネルギーが屋根から丸ごと、その家を包んでいるといってもいいのです。

その家にずっといるのですから、そのエネルギーに慣れてしまうため、それが気持ちのいいものであれ、悪いものであれ当たり前のものになってしまうこともあるはずです。

そうなると、家にいてなんだかスッキリしないとか、気分がよくないとか、疲れて帰宅したのに家の中でも疲れてしまうといったことが起きても、理由が分かるずにいるのです。

場合によっては、海外留学したくなったりするのですが、本人としては家のエネルギーが悪いからということの気付きはないのが普通です。

大人になっても親と同居している限りは、そのエネルギーの影響下にあるということを知っておくべきなのです。
そして、親のエネルギーから離れるだけで、まったく異なる気分で生きることができるようになる可能性すらあるのです。

人のエネルギーの影響力は、逃れることができたときにこそ分かるものなのですね。