誰もがまったく同じ問題を抱えているとしたら、それは自分の本質に気づかぬままに生きているということです。そして、もう一つは、そのことにも気づいていない人がほとんどだということ。
そんなことには興味を示さずに、ひたすら外側の世界に救いを求めて生きているのです。言ってみれば、あり得ないユートピアを求めて生きるようなものです。
そんな天国のような場所などないとは思うものの、外側に期待し続ける限りは大して変わりはないのです。いずれにしても、探す場所を間違えているのですね。
少しでも良い暮らしができるように、もっともっと満ち足りた毎日になるようにと頑張るのです。頼みの綱は外側の世界、自分が接する世界が変わること。
けれども、最も基本である自分が何なのかを知らずに、どうやって救われることができるのかを考えてみるのです。正直に、できるだけ自分に正直になれば、分かるはずなのです。
探しものは外側の世界には決してありません。誰かから高い評価をもらおうと、多くの人から愛されようと、好きな人に囲まれていようと、所詮は一過性の安心を得ることができるだけなのです。
永遠の心の平安を手に入れたいのなら、探す場所を外側から内側へと変えることです。このことを信じるのではなく、実践し続けることで知ろうとすればいいだけです。
早くそのことに気づいて、探す向きを変えることができた人は、実りある人生へと歩みを進めて行くことができるでしょうね。