<全体>からすべてが起きる

全世界があなたなどなくたって動いてゆく
川は海に流れ
星はめぐり
太陽は朝になれば昇る
季節は移ろい
樹々は成長し、花咲き、消え失せる
そうして<全体>はあなたなしに進んでゆく
あなたは自分をゆったりと自然にさせて
その<全体>といっしょに動いて行けないものだろうか?

by osho

なるべく真実に近いことを表現しようとすると、例えば次の二つの言い方があります。

一つは、<全体>がすべてあなたの面倒をみてくれているので、あなたはただ流れの中に身を任せていればいい、という言い方。

もう一つは、上のように、<全体>はあなたの存在などこれっぽっちも見ずにただ<全体>があなたなしで進んで行くのみ。

そしてこの二つはどちらもある意味で真実なのです。矛盾するようですが、それが真実の中では両立するのです。

私自身の個人的な好みを言えば、後者の方が好きかもしれません。なぜなら、後者はあなたという個人というものが存在するという観念から離れている感じがするからです。

でもあくまでも好みの問題です。そして両方に共通したことがあるのですが、それはいずれにしても、ただ起きることが起きるということ。<全体>という源からすべての現象がやってくる。

それに逆らうことなどできないのです。なぜなら、私たち自身が<全体>から起きている現象そのものなのですから。

 

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