真実って何?って自分に問うた時に、答えとして帰ってくるのは「常にここに在るもの」なのです。
それは透明で、静寂で、広大無辺で、一つもの。それをいつどこで何をしていても感じることができれば、それが瞑想だと思うのです。
たとえば、お気に入りの音楽を聞いている時に、同時に静寂を聞いていられるかどうかということです。
音楽に限らず、どんな音であってもその音の背後にあってそれを支えている静寂を同時に感じていられるようなもの。
誰かと会話をしている時に、互いに全く言葉を発しないでいるあの静けさに同時に気づいていられるかどうか。
物語の中に住んでいながらにして、いつもその物語の背景である「無」に気づいていられるかどうか。映画で言えばスクリーンの存在に気づいているということ。
こうした気づきは、あまりにも思考に巻き込まれ過ぎて、無意識的になってしまうと分からなくなってしまうのです。
だから、真実とは常にここに在る純粋な意識のことなのですね。