どんな人生だって構わない

人生は思考が作った物語だということを見抜くことができないと、その物語の内容を評価するようになってしまいます。

人と仲良くできるのかできないのか、友達が沢山いるのかいないのか、収入が多いのか少ないのか、社会に役立っているのかいないのか…。

素晴らしい家族を持っているのかいないのか、羨望の的になるような仕事をしているのかいないのか、価値あるものを創造しているのかいないのか…。

熱意を持って物事に向かっていくのか行かないのか、健康な身体を維持しているのかいないのか…。

楽しみを沢山持っているのかいないのか、不安や孤独に苛まれているのかいないのか、恋人がいるのかいないのか…。

結婚しているのかいないのか、子供がいるのかいないのか、性格が温和なのかそうでないのか、罪深いのかそうでないのか…。

瞑想が上手くできるのかそうでないのか、心が癒されているのかそうでないのか、外見が美しいのかそうでないのか…。

数え上げればきりがありませんが、このようなことは本来どうでもいいことなのです。人生の中にはどんな目的も意味も価値も何もないからです。

100歩譲って、人生物語に意味があるとしたら、それはそれを物語だと見抜くだけの意識的な在り方ができていることです。

実はそれすら本当はどうでもいいこと。ただ、今この瞬間に在ること以外には何もないのですから。