意識とマインドは無関係

昨日のブログを読み返して見て、何だか分かりづらい表現になってしまったなと反省したので、少し補足というか言葉を変えて説明し直してみたいと思います。

表面意識と呼ばれる部分というのは、思考が認識され得るマインドの部分であり、もう一方の潜在意識と呼ばれる部分とは、思考が隠されて認識できないマインドの部分だということです。

つまり、どちらにしてもマインドというのは思考の集まりであり、それが見えている部分と隠されている部分とに分断されているということなのです。

なぜそのような構造になったのかというと、自覚はないままに都合の悪い思考やそれからやってくる感情などを抑圧したのです。

抑圧されたものがどんどん溜まっていって、知らず知らずのうちにまったく認識されないマインドの部分が9割もできてしまったのですね。

そして、要するにマインドに意識そのものを関連づけるからおかしなことになるのであって、そもそもが意識とマインド(思考群)とは全くの別物だということ。

このことさえきちんと押さえておけば、混乱せずに済むはずですね。意識は、マインドなど必要とはしません。なぜなら、意識こそが私たちの本質だからです。

実はマインドには実体がありません。思考が幾重にも絡み合って、互いにその存在感を醸し出しているに過ぎないのです。

マインドが幻想だと分かれば、残念ながら「私」というエゴも作り物だと気づかざるを得ないでしょうね。残るのは、純粋な意識だけということです。