現在、世界最高の起業家として有名なイーロン・マスクという人物を知っていますか?電気自動車のテスラ・モーターズの創始者としても有名ですね。
彼が、TEDでの講演で、この世界がバーチャルリアリティでない確率は限りなくゼロに近いということを言ったそうなのです。興味深いと思いませんか?
つまり私たちが現実だと感じているこの世界全体が、仮想的なものだとほぼ断定しているということです。
気になったので少し調べてみたのですが、どうやら言いたいことは次のようなもののようです。
バーチャルリアリティのゲームを作る際に、必要となる画像なり情報だけをプログラミングして、それ以外の部分はメモリの節約のために不定にしておくという事実があるのです。
そのことが、コペンハーゲン解釈として知られている理論と同じものと捉えたようなのです。コペンハーゲン解釈というのは、簡単に言えば人間が知覚することで物事が確定するという理論。
私は両方とも知っていたのですが、両者を結びつけようとする発想がありませんでした。やはり天才は考えることが違うようですね。
この現実が仮想現実かもしれないというのは、そういう意味ではバカバカしいと言って切り捨てることもできないのです。
ただし、だとしても仮想現実であるという物語であることには変わりはありません。