ちょっと内側をのぞいてごらん。
ちょっと何かの瞬間に、どこにも行かず無欲望で、未来のことも考えず過去のことも思わず、ただいまここにとどまっているだけ–。
で、突然それはそこにある。それはずっとそこにあったのだ。そしてあなたは笑い出す。
by osho
↑突然笑い出す…と言われても、一体何が可笑しくて笑い出すというのでしょうか?それはきっとあらゆる事柄のバカバカしさに気付くということなのでしょう。
自我というのはとにかく深刻になろうとする傾向が強くあるのです。気楽に気楽にと思っていても、何か都合の悪い事態が起きればすぐに深刻になるのです。
その深刻さが逆に滑稽に思えるようになるということですね。ちょうどドッキリカメラに仕掛けられた人が深刻になればなるほど、見ている側からすると面白いと感じるのに似ています。
ドッキリカメラだと分かっているからこそ、そこで何が展開されていようと笑っていられるのです。深刻さは笑いのツボになるのです。
この現象界で起きるどんなことであろうと、100%いつかは過ぎ去っていくということを思い出すのです。
さらに起きている現象の背後にあるもの、それこそがずっとそこにあった真実であることを発見して、それをどこか遠くに探し求めていたバカバカしさに気づいて笑い出すのですね。
あなたがずっと探し求めていたもの、それはどこか遠くにあるのでも、あるいは近くにあるのでもなく、あなたの内側にいつもあったのです。