無邪気さは喜怒哀楽と共にある

一般的に感情の上下が小さくて、安定している人は好まれる傾向にありますね。なぜなら、私たちは他人の感情には強く反応してしまうからです。

例えば大きい怒りを向けられたら、人は恐怖を感じてしまうし、大きな悲しみを表現されたらどうしていいか分からなくなってしまうのです。

だから感情的に安定している人が好まれるのです。けれども、人間には喜怒哀楽があって当たり前だし、それを感じられないなら生きているとは言い難いのです。

感情を感じないなら、それはロボットのようなもの。ネガティブな感情だけでなく、歓喜や感動のようなポジティブな感情も同時に感じられなくなるのです。

こうしたことはもちろん自己防衛からやってくるわけですが、そのことに本人も気づいていないこともあります。

気づかなければ、変わっていくことはほとんど不可能です。もしもそんなロボットのような親に育てられたなら、子供はどうなるでしょうか?

当然のこととして、やはり感情表現が苦手になってしまうのです。素直な感情表現をすれば、罪悪感を感じてしまうかもしれません。

あるがままの自分ではダメなのだという幼い頃の思い込みによって、こうした強い防衛が起こるのです。

できるだけマインドの仕組みを深く理解して、幼い頃に抑圧したままになっている無邪気な自分を取り戻すことですね。