思考から離れて自分を見つめる

自分とは一体なんだと思いますか?多くの常識的な人は、自分のことを一人の人間だと信じています。

肉体は主に炭素からできているらしいですね。ではこれが自分だと感じている内面はどうなのでしょう?

内面についてはとにかく見えるものではないし、掴みどころがないため何だかよく分からないというのが本音だと思うのです。

そんなことよりもどうやって欲しいものを手に入れられるのか、どうしたら自分は幸せになれるのか、そっちの方を考える方が大事だと思うのかもしれません。

けれどもこの考えはとても表面的ですね。というのも、自分の存在を深く知ろうとすることで、人生に対する見方も一変してしまうからです。

どんな生き方をしてもそれが正しいとか間違っているということはないのですが、いずれにしてもいつかは自分自身を深く見つめる時がやってくるのです。

だったらなるべく早くそこに取りかかった方が有利ではないかと思うのです。この世界でどう生きるかよりも、自分とは何だろうに真剣に向き合うのです。

そうすることで、物事を深く見ることができるようになるし、真実とは何だろうという方向に向かうことになるのです。

まずは思考から離れる時間を作るようにしてみることです。それだけで何かが変わり出すはずです。

今突然強く雨が降ってきたおかげで、大きな雨音に四方を囲まれています。これがとても心地いい瞑想へと引き込んでくれます。

こうして静かな至福の中にいると、昼間の活動が遠い過去のように感じて、まるで夢の中へ消えていくような気がしますね。