習慣は無意識を助長する

何であれ一度習慣化してしまったことを変えていくのは難しいものですね。かつて一度だけ何かのワークで試してみたことがあったのです。

自分の口癖の中で、あまりよろしくないなあと思える言葉をピックアップして、それをできるだけ言わないようにしようとしたのです。

単にある言葉を言わないようにするだけなので、初めのうちは簡単なことだろうとタカをくくっていたのですが、実際にはすぐに口から出てきてしまうのです。

あれにはびっくりしましたね。なぜ難しいのかを見つめてみたのですが、それは無意識状態に陥っているからだと判明しました。

つまり意識的であれば、言いそうになる自分を見守っていることができるのですが、無意識の状態ではすっかり忘れてしまうのです。

自我というのは大抵が無意識でいるため、あらゆることを習慣化して無意識の中で必要な言動をするのだと分かったのです。

このことを利用することで、自分が無意識なのか意識的なのかということを判別することができると思いますね。

なんでもいいので一つ二つ自分がやめようと思っている習慣を見つけて、それをやめていけるかどうかを試せばいいのです。

あなたが十分に意識的であれば、どんな習慣であっても簡単に止めることができるはずです。