個体性と全体性

このブログでは、全体性という言葉が何度となく出てきますが、その感覚がどうもイマイチ分からないと思っている方もいるかもしれません。

私自身、その言葉の意味をどう表現したら一番的を射ているのか確信がないし、実際それは感覚でしかないのです。

ただ言えることは、普段は自我として生活しているので、それは個体性としての自分を常に自覚しているわけです。

それとは正反対の感覚、それが全体性なんですね。個体としての感覚は、この身体の内側が自分で、外側に全世界が広がっているというものです。

一方の全体性としての感覚は、表現が難しいのですが、敢えて言えば全世界が自分の内側にあるという感覚。

その場合の自分とは身体とは無関係なのです。覚醒した意識としての自分ということですね。つまりは大きさという概念がない。

だからこそ全世界がそのまま自己の内側に収まるのです。ただしこの表現はあくまでも言葉で言えばということなので、鵜呑みにしないでください。

より正確には外側とか内側という感覚そのものが消えている状態なので。そしてこの全体性の感覚はいつ何時どこにいても思い出すことができます。

そうやってきっと自分の中で個体性と全体性のバランスを取ろうとしているのかなと。無理に瞑想しなくても、この感覚に戻ることさえできればマインドは静まってくれるはずです。