問題はマインドの中にこそある

私たちは外側に現れ出てくる一つひとつの問題ごとに、それをなんとかして解決しようとするものです。

たとえば電車に乗れなくなってしまったので、それを何とかして普通に乗れるようにしたい。

あるいは、朝起きるとどうしても学校や職場に行くエネルギーが湧いてこないので、休んでしまう等々。

それぞれを別々の問題として見ている限り、それが解決したところでまた別の問題が浮上してくるのです。

そのように表に出てくる問題というのは、本当の問題ではありません。マインドそのものが問題なのだということに気づく必要があるのです。

調査しなければいけないのは、自分のマインドだけなのです。ところがマインドはその問題を隠して見えないようにしてしまうのです。

問題がやってきたときだけでなく、常日頃からマインドを見つめる習慣を作っておくことがとても大切なのです。

マインドの中に隠された問題の根っこを発見してしまうと、不思議なことに表に出てきていた問題もひとりでに小さくなっていくのです。

それはきっと発見するまでの過程において、十分にマインドを見つめることが癒しの作業になるからでしょうね。