昨日のブログでは、全体性について書いてみたのですが、今日はまた少し違った角度からそれを表現してみようと思います。
あなたはこの世界の中で暮らしています。もっと正確に言えば、あなたという自我はこの世界、この現象界の中で生きています。
けれども、あなたの本質である意識はこの現象界には属していないのです。つまり本当のあなたはこの世界の中にはいないということ。
意識には大きさや形もありません。大きさも形もないものが現象界に属せるわけがないのは当然ですね。
意識はこの時空の中にはないので、移動するという概念もありません。だから本当のあなたは移動できないのです。
あなたが移動したと感じる時には、周囲の現象が動いているだけなのです。全体という概念も移動することはできないですね。
こういったことを頭で考えるのではなく、感覚で捕まえるようになるといいと思います。
もしもあなたが何らかのピンチの状態になったとしても、そこにいるのは自我のあなたであるということ。
あなたの本質である意識は傷つきようもなく、ただ観ているだけだという感覚を思い出せるなら、人生の風合いが変化しだすでしょうね。