自我が薄れる瞬間、全てがどうでもよくなる

セラピストとしてクライアントさんと向き合ってきた20数年間、いつも自分の存在価値にしっかり気づくことが大切と思ってきました。

自分という存在が、紙っぺらのように薄い感じがしたら、それは不安だし心許ないのは当然のことです。

その状態で自己肯定しろっと言っても無理があります。だから、どんな手段を使ってでも自分の存在価値に気づいて下さいと言ってきたのです。

そのことに間違いはないのですが、自分がよく瞑想をするようになったからなのかは分かりませんが、自分自身の感覚に変化が起きています。

それは、自分の価値などに興味がなくなったというのか、自分が生きた証などもまったく不要な感じがするのです。

自分というのをイメージすると、消えて無くなってしまうか、あるいは全体かのどちらかになってしまいそうです。

消えてなくなる側で言えば、存在の価値も存在の意味も消えて、つまりいてもいなくてもいいくらいの存在かなと。

逆に全体の側で言えば、何から何まで全てが自分自身という感覚というのか。人生で起こることのすべてが自分の内側で起きている感じ。

個人としての自己が薄れて、どんな期待も目的も消えて、ただ静かに在るだけのような感覚が近い感じがします。

とはいえ、また明日外出して人と会うといつもの自我に逆戻りしてしまうのでしょうけれどね。

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